【iPadが起動しない】リンゴループ/画面真っ暗の原因とデータ復旧の可能性を解説
iPadが突然起動しなくなった、Appleのリンゴロゴが表示されては消える「リンゴループ」に陥った、または充電ケーブルを挿しても画面が真っ暗なまま反応がない。
iPadは、仕事の資料、授業のノート、大切な写真や動画など、生活の重要なデータを担っているため、起動トラブルはiPhone以上に深刻な問題となります。特に、バックアップを取っていない場合、データの安否が最大の懸念事項となるでしょう。
本記事では、札幌のiPhone/iPad修理専門店スマップル札幌駅店 / 札幌白石店が、iPadが起動しない二大原因である「リンゴループ」と「画面真っ暗」の具体的な原因を解説し、データ復旧の可能性と緊急時の対処法を専門的な視点から徹底的に解説します。
起動トラブルでお困りの方は、ぜひこの記事を読んで落ち着いて対処してください。
I. 起動不能の二大パターン:「リンゴループ」と「画面真っ暗」
iPadが起動しない状態は、大きく分けて「リンゴループ」と「画面真っ暗」の2つのパターンに分類され、それぞれ原因と対処法が異なります。
1. リンゴループ:システムと基板の危険信号
リンゴループとは、Appleのロゴが表示された後、画面が暗くなり、再度ロゴが表示されるという再起動のサイクルを繰り返す状態です。
主な原因:
- iOSのアップデート失敗:最も多い原因。システムファイルが破損した状態。
- ストレージ不足:空き容量が完全に埋まった状態でシステムが起動できなくなる。
- ハードウェアの損傷:バッテリーや内部センサーが故障し、起動に必要な電力が供給できない、または基板の損傷。
この状態は、システムが起動プロセスを完了できずにいることを示しており、放置すると基板に負荷がかかり続け、より深刻な故障に発展するリスクがあります。
2. 画面真っ暗:バッテリーか画面の故障
電源ボタンを押しても、充電ケーブルを挿しても、画面が全く反応しない状態です。
主な原因:
- 画面の故障:画面パネルやケーブルの損傷で、画面が映らないだけ(本体は起動している場合がある)。
- 完全放電:バッテリーが極限まで消耗し、充電を受け付けない状態。
- 充電口の故障:充電ケーブルが挿入されているのに、iPad本体に電力が供給されていない状態。
リンゴループと異なり、本体が起動している可能性もあるため、強制再起動などでの復旧が期待できるケースもあります。
3. iPadの特殊性:iPhoneとの設計の違い
iPadはiPhoneに比べて内部空間が広いため、バッテリーが大きく、リンゴループの原因がバッテリーの劣化であるケースが多く見られます。また、画面(特に液晶モデル)は衝撃に弱く、画面損傷によるケーブル断線で画面が真っ暗になることも多いです。
II. 「リンゴループ」の原因と自力で試せる対処法
リンゴループの原因がソフトウェアであるか、ハードウェアであるかによって、対処法が異なります。まずはご自身でできるソフトウェア的な対処を試しましょう。
1. システム的要因:OSアップデート失敗、ストレージ不足
リンゴループの半数以上は、iOSのシステム的な問題が原因です。iPadはiPhoneよりもストレージ容量が大きいため、知らず知らずのうちに容量不足に陥りやすい傾向があります。
2. 強制再起動を試す
一時的なソフトウェアのバグであれば、強制再起動でシステムがリセットされ、正常に起動する可能性があります。
手順(ホームボタンがないモデル):音量上ボタンを素早く押して放す > 音量下ボタンを素早く押して放す > Appleロゴが表示されるまで電源ボタンを長押しする。
手順(ホームボタンがあるモデル):ホームボタンと電源ボタンを同時に長押しする。
3. リカバリモードによる復元(リスクと限界)
強制再起動でも改善しない場合は、PC(iTunesまたはFinder)に接続してリカバリモードに入り、「更新」を試みます。
「更新」:データを保持したままシステムファイルを再インストールします。これでリンゴループが解消すればデータは守られます。
「復元」:システムを初期化(工場出荷状態に戻す)します。これはデータが完全に消えるため、バックアップがない限り、最終手段としてください。
4. ハードウェア的要因の判断
リカバリモードでの「更新」を試みても解決しない場合や、PCに接続しても全く認識されない場合は、バッテリーや基板といったハードウェアの故障である可能性が極めて高いです。この場合は、ご自身での対処は限界であり、修理専門店にご相談いただく必要があります。
III. 「画面真っ暗」の原因と自力で試せる対処法
画面が真っ暗な場合、本体は起動しているのに画面だけ映らない、というケースも多く、リンゴループとは異なる視点での診断が必要です。
1. 電力要因:完全放電、充電口の詰まり
iPadは画面が大きく消費電力が多いため、完全にバッテリーを使い切ると、充電ケーブルを挿してもすぐに反応しないことがあります。
対処法:30分以上、信頼できる純正またはMFi認証の充電器で充電を続けてください。充電口にホコリが詰まっている可能性もあるため、電源を切った状態で爪楊枝など金属以外の細いもので優しくホコリを取り除いてみてください。
2. 画面故障の自己診断:音やSiriの反応
画面が真っ暗でも、本体が起動しているかを確認する方法があります。
- マナーモードの確認:サイレントスイッチを操作してみて、振動(バイブレーション)があれば本体は起動しています。(iPadにはサイレントスイッチがないモデルが多いため、代わりに音量ボタンを押して音量を調整する画面が表示されるかなどを確認してください。)
- Siriの呼び出し:ホームボタンを長押しするか、「Hey Siri」と話しかけ、反応(声)があれば、画面の故障が濃厚です。
- PC接続の確認:PCに接続して、FinderやiTunesにiPadが認識されれば、本体は起動しています。
これらのテストで本体の起動が確認できた場合、画面パネルの交換でデータそのままで復旧する可能性が高いです。
3. 物理的要因:画面ケーブルの断線、コネクタ外れ
iPadは画面が大きく薄いため、落下や本体の「しなり」によって、画面を基板に繋ぐケーブルが断線したり、コネクタが外れたりしやすいです。この場合も画面は真っ暗になります。
お客様ご自身で分解して確認することはできませんので、画面の破損が見当たらない場合でも、内部のケーブル接続不良を疑い、修理専門店に診断を依頼すべきです。
IV. データ復旧の可能性とスマップル札幌の強み
iPadの起動トラブルは、データ復旧を最優先に考えた専門的な修理が必要です。データ復旧の可能性は、故障の原因によって大きく変わります。
1. データ復旧が可能なケース
- バッテリー故障:バッテリー交換で起動。
- 画面故障:画面交換で表示が復活。
- 充電口の故障:ドックコネクタ交換で充電・起動が可能に。
- 軽度なリンゴループ:リカバリモードでの「更新」で解消。
2. 基板修理の必要性
上記の方法で復旧しない場合は、基板(ロジックボード)そのものが損傷している可能性があり、データ復旧には高度な基板修理技術が必要です。特に水没や過去の強い衝撃がある場合は、基板のチップや回路に問題があることが多いです。
私たちスマップル札幌は、基板の損傷が疑われる場合でも、連携している専門機関と協力し、可能な限りデータ復旧を試みます。
3. スマップル札幌のサポートとデータ保護
iPadの起動トラブルは、自己判断が難しく、誤った復元作業を行うとデータが消えてしまいます。
私たちスマップル札幌駅店 / 札幌白石店は、無料診断で原因を特定し、お客様のデータを初期化することなく、最速での修理をご提案します。大切なiPadとデータ復旧は、専門家にお任せください。
スマップル札幌のアクセス情報
【スマップル札幌駅店】
- アクセス:地下鉄さっぽろ駅から徒歩5分、JR札幌駅から徒歩3分
- 周辺地域:ヨドバシカメラ、セブンイレブン
【スマップル札幌白石店】
- アクセス:地下鉄東西線東札幌駅2番出口徒歩30秒
まとめ:起動しないiPadは触らずに専門家へ
iPadがリンゴループや画面真っ暗で起動しない場合、まずは慌てず、電源ケーブルの確認と強制再起動を試みてください。
リカバリモードでの「復元」(初期化)を試みる前に、データ保持の可能性を最大限にするため、私たち修理専門店にご相談いただくことを強く推奨いたします。
iPadの起動トラブルは、スマップル札幌駅店 / 札幌白石店にご相談ください。
お問い合わせスマップルへの修理予約&お問い合わせ

| 店舗名 | スマップル札幌駅店 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00 ~ 19:00 |
| TEL | 011-299-7360 |
| 住所 | 〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西5丁目5-9 ITMビル3a号室 スマップルまでの所要時間
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