こんにちは、スマップル札幌駅店です！
突然ですが皆さんは有機ELについてどのくらい知っているでしょうか？

近年ではスマートフォンをはじめとし、様々なディスプレイに用いられている有機ELですが、液晶とはいったい何が違うのでしょうか？
また、どのような点で液晶よりも優れているのでしょう？

有機ELディスプレイとは

有機ELは英語の「オルガニック・エレクトロ・ルミネッセンス」の略語です。
オルガニックは有機物、ルミネッセンスは冷光といい、炎の明かりや電球のように熱ではなく、化学反応や原子内部の変化によって光を出す現象です。

つまり、有機物に電気を通して発光するディスプレイなんです。

液晶との仕組みの違いは

通常の液晶ディスプレイはRGBのピクセルが組み込まれた板の裏からライトを照らし、バックライトの強さを調整したり、RGBの組み合わせで色を表現しながら画面を表示しています。
その為、色の境が滲んでしまったり、黒色を出すにはバックライトを遮って色を消しますが、ライト自体はついているので完全な黒は表現できずにいました。

一方有機ELはバックライトを必要としない為、消費電力を抑えつつディスプレイをより薄くすることができ、小さな発光体それぞれが色を放つことで細かな色彩表現や、一部分だけに電気を通さないようにすることで完全な黒の表現を可能にしました。

デメリット

上記のように、液晶よりも優れている有機ELですが、もちろんデメリットもあります。

液晶よりも高価な材料を使っているため価格が高く、液晶よりも寿命が短い傾向があります。
また、長時間同じ画像を出力していると画面にその画像の残像が焼き付いてしまうリスクがあります。

用途にあうディスプレイを選びましょう

以上で簡単にディスプレイの違いをご説明させていただきましたが、有機ELの良さは皆様に伝わったでしょうか？

素晴らしい技術で有機ELが開発され、使用されていますが生産にはやはりコストがかかりますし、レアアースと呼ばれる希少資源が有機ELには使用されています。
ですので環境のためにも、物は大切に扱いましょう！

会社の端末や、メール用の端末等、ディスプレイに重点を置かないのであれば「液晶ディスプレイでいいかな」など自身の端末の用途に合ったディスプレイ選択も大事なのかなと思います！

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