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【非正規修理の誤解】バッテリー交換後に「純正部品ではありません」表示が出るのはなぜ?

iPhoneのバッテリーが劣化すると、充電の持ちが悪くなり、突然シャットダウンしてしまうこともあります。そんな時、多くの方が検討するのが「バッテリー交換」ですよね。

Apple Storeや正規サービスプロバイダでの交換が一般的ですが、「待ち時間が長い」「データが消える可能性がある」「料金が高い」といった理由から、私たちのような非正規の修理専門店をご利用いただくお客様も多くいらっしゃいます。

しかし、非正規店でバッテリーを交換した後、iPhoneの画面に「純正部品ではありません」という見慣れないメッセージが表示されて驚いた、というお声をいただくことがあります。

この表示は、非正規修理店で交換したバッテリーが不良品ということなのでしょうか?

この記事では、この「純正部品ではありません」というメッセージが表示される本当の理由と、それがiPhoneの使用にどのような影響を与えるのかについて、iPhone修理のプロが詳しく解説します。

私たちが運営する「スマップル札幌駅店」と「スマップル札幌白石店」でも、この点についてご不安を感じるお客様が多くいらっしゃいますので、ぜひ最後まで読んで、非正規修理への誤解を解消し、安心してバッテリー交換をご検討ください。


「純正部品ではありません」表示が出る、その本当の理由

結論から申し上げますと、このメッセージは、交換したバッテリーの品質が悪いから表示されるわけではありません。

主にiPhone X S 以降のモデル(iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPhone 14シリーズなど)で、Appleの正規の手順を通さずにバッテリー交換を行うと表示される仕組みになっているからです。

もう少し具体的に、技術的な側面から解説します。

1. 部品そのものではなく「ペアリング」の問題

現在のiPhoneには、主要な部品(バッテリー、画面、カメラなど)それぞれに固有のシリアル番号や認証チップが組み込まれています。そして、これらの部品は、工場出荷時に本体のロジックボード(基板)と「ペアリング(紐付け)」されています。

  • 正規修理の場合:Appleの専用ツールやソフトウェアを使用し、交換後の新しいバッテリーのシリアル番号をロジックボードに「再ペアリング」することで、本体に正規の部品として認識させることができます。
  • 非正規修理の場合:私たち非正規店は、その専用の再ペアリングツールやソフトウェアへのアクセス権がないため、新しいバッテリーを物理的に取り付けたとしても、ロジックボードは「ペアリングされていない部品」として認識します。これが「純正部品ではありません」という警告表示の直接的な原因です。

2. 「純正部品」の定義と非正規店の使用部品

このメッセージが表示されると、「非純正の粗悪な部品を使っているのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。しかし、当社の店舗で取り扱っているバッテリーを含め、多くの優良な非正規修理店が使用している部品は、厳格な品質管理基準をクリアした、互換性の高い高品質なものです。

純正部品」という言葉は、この場合「Appleが供給し、かつAppleのシステムでペアリングされた部品」を意味します。非正規店が使用する部品は、その定義においては「純正部品」ではありませんが、機能や安全性において遜色のない、高品質な互換パーツです。


「純正部品ではありません」表示による具体的な影響

この警告表示は、主に2つの場所に現れます。

  1. ロック画面または通知:交換後数日間、ロック画面上部に一時的に表示されます。


  2. 設定アプリ内:[設定] > [バッテリー] > [バッテリーの状態と充電]の画面上部に永続的に表示されます。


では、この表示があることで、お客様のiPhoneの使用にどのような実質的な影響が出るのでしょうか?

・ バッテリーの基本機能への影響はありません

最も重要な点として、この表示が出たとしても、交換したバッテリーは正常に機能します

充電、放電、持続時間といったバッテリーとしての基本的な性能は、交換前の劣化したバッテリーよりも格段に改善されます。突然シャットダウンしたり、充電ができなくなったりする心配はありませんのでご安心ください。

・ 影響があるのは「バッテリーの状態」の確認機能

唯一、実質的な影響が出るのが、[設定] > [バッテリー] > [バッテリーの状態と充電] の画面です。

新しいバッテリーがロジックボードとペアリングされていないため、iPhoneは交換後のバッテリーの情報を正確に読み取ることができず、「最大容量」が表示されなくなります。交換したばかりでも「ー」や「不明な部品」といった表示になります。

この機能は、交換後のバッテリーが何パーセントまで劣化しているかを示すためのものです。この数値が確認できなくなるため、ご自身でバッテリーの劣化状況を数字で把握することが難しくなります。

しかし、ご安心ください。私たちのような非正規修理店では、専用のテスターを使って交換後のバッテリーの最大容量をいつでも確認できます。また、普段の使用感(充電の持ち具合)から、問題なくお使いいただけるか判断できます。

項目非正規修理(警告表示あり)正規修理(警告表示なし)
バッテリーの基本性能交換前より大幅に改善し、正常に機能正常に機能
最大容量の確認不可(「ー」または警告表示)可能(正常なパーセント表示)
警告表示の有無あり(設定アプリ内に永続的)なし

なぜAppleはこのような仕組みを取り入れたのか?

Appleがこのような「部品のペアリング」という仕組みを取り入れた背景には、主に以下の2つの理由があると考えられます。

1. ユーザーの安全性の確保

iPhoneのバッテリーは高性能である反面、粗悪な品質の部品を使用すると、発火や爆発といった重大な事故につながるリスクがあります。Appleとしては、未認証の劣悪なバッテリーが取り付けられることによる安全上のリスクを警告し、ユーザーを保護したいという意図があります。

ただし、前述の通り、優良な非正規修理店は安全基準をクリアした高品質な部品を選定して使用しています。私たち「スマップル札幌駅店」や「スマップル札幌白石店」では、PSEマークを取得した安全性の高いバッテリーのみを使用していますので、安全性についてはご安心ください。

2. 正規サービスネットワークの維持と強化

もう一つの側面は、修理の品質と収益のコントロールです。修理部品を本体とペアリング必須とすることで、実質的にAppleの正規サービスネットワーク以外での修理を困難にし、ユーザーを正規店へ誘導する狙いがあるとも言えます。

しかし、これは同時に「修理する権利(Right to Repair)」を制限するものだとして、世界的に議論を呼んでいる点でもあります。


非正規修理店を選ぶメリットを改めてご紹介

「純正部品ではありません」という表示の仕組みをご理解いただけたところで、警告表示のリスクを上回る、非正規修理店(特にスマップル札幌駅店札幌白石店)でバッテリー交換をするメリットをご紹介します。

1. 圧倒的な「スピード」と「利便性」

正規店では予約が取りにくく、修理に数日かかることも珍しくありませんが、私たち非正規店では「即日修理」が基本です。

  • スマップル札幌駅店:JR札幌駅から徒歩3分、地下鉄さっぽろ駅から徒歩5分とアクセス抜群!お買い物や通勤・通学のついでにすぐお立ち寄りいただけます。ヨドバシカメラセブンイレブンが近くにあり、お時間を潰しやすいのもメリットです。
  • スマップル札幌白石店:地下鉄東西線東札幌駅2番出口から徒歩30秒!雨や雪の日でも濡れずにすぐご来店いただけます。

データはそのままで、最短15分~30分程度で新しいバッテリーに交換し、すぐにお返しできます。

2. 「データそのまま」で安心

正規修理では、場合によってデータが初期化されることがありますが、非正規店での部品交換修理は、お客様のデータ領域には一切触れません。写真、連絡先、アプリなどの大切なデータはすべてそのまま残りますので、事前のバックアップが不要、もしくは非常に簡単で済みます。

3. 「コストパフォーマンス」の高さ

正規店と比較して、非正規店は安価に修理を提供できるケースが多いです。高品質な互換バッテリーを使用することで、メーカーの保証期間が切れた端末でも、費用を抑えて新品に近いバッテリー性能を取り戻すことができます。


私たちスマップル札幌駅店・札幌白石店からのメッセージ

iPhoneの非正規バッテリー交換で表示される「純正部品ではありません」というメッセージは、確かにユーザーの方に不安を与えます。

しかし、それは交換したバッテリーの品質が悪いという警告ではなく、単に「Appleのシステムで認証(ペアリング)されていませんよ」という仕様上の表示であることをご理解いただけたかと思います。

この表示が出ることで失われるのは、「設定」アプリ内の最大容量の数値表示機能のみであり、バッテリーとしての基本性能や安全性に問題はありません

大切なのは、安全基準をクリアした高品質な互換バッテリーを使用し、確かな技術を持った店舗で修理を行うことです。

私たちスマップル札幌駅店スマップル札幌白石店は、お客様に安心してご利用いただくため、高品質なバッテリーの使用と、丁寧で確実な修理技術をお約束します。

バッテリーの持ちでお悩みの方は、まずはお気軽に無料診断をご利用ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております!

カテゴリ:お役立ち情報 投稿日:2025-12-07

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